PayPayは、色々な店舗で使用でき、便利な決済サービス。
ただ、PayPay残高(PayPayマネー・PayPayマネーライト)やPayPayポイントといったように、種類が多くあり複雑です。
そこで今回は、PayPay残高(PayPayマネー・PayPayマネーライト)の違いについて解説していきます。
この記事でわかること
- PayPayマネー・PayPayマネーライト・PayPayポイントの違い
- それぞれの特徴・使い道
PayPayマネー・PayPayマネーライト・PayPayポイントの違い
PayPayで支払いをするときに、「PayPay残高」・「PayPayクレジット(旧:後払い)」のどちらかを選択できます。
「PayPayクレジット(旧:後払い)」の場合、紐付けされたクレジットカードで支払いますが、「PayPay残高」の場合は、それぞれの残高から支払いされます。
「PayPay残高」と表記上は、一括りにされていますが、全部で2種類(PayPayマネー・PayPayマネーライト)あります。
「PayPay残高」とPayPayポイントは別の種類です。
※表は右にスクロールできます
種類 | チャージ方法 | 自治体へ請求書払い (税金など) | 請求書払い (税金以外) | 出金 | 送金 | わりかん | 保有上限 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PayPayマネー | 銀行口座 セブン銀行ATM ローソン銀行ATM ヤフオク!・PayPayフリマの売上金 | ○ クレジット(旧あと払い)も可 | ○ | ○ | ○ | ○ | 100万円 | 無制限 |
PayPayマネーライト | PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む) PayPayあと払い ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | × | ○ | × | ○ | ○ | 100万円 | 無制限 |
PayPayポイント | ソフトバンクグループのサービスの利用・特典やキャンペーン等で付与される 【例】 「Yahoo!トラベル」「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!トラベル」 「【LOHACO】by Yahoo!×ASKUL」「PayPayグルメ」 「Y!mobile」「SoftBank 光」・「SoftBank Air」 | × | ○ | × | × | × | なし | 無制限 |
出金とは
送金とは
わりかんとは
PayPayマネー
本人確認後、以下の手段を用いて、PayPayにチャージした残高です。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM/ローソン銀行ATM
- Yahoo!フリマ/Yahoo!オークションの売上金
PayPay残高の中で、PayPayマネーは、最も使用できる用途が多いです。
唯一、PayPayマネーだけは、現金として出金できます。
PayPayマネーライト
以下の手段を用いて、PayPayにチャージした残高です。
- PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)
- クレジット(旧あと払い)
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
「PayPayマネー」との最大の違いは、出金ができないという点です。
《ご注意》
- 本人確認前に銀行口座やセブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションの売上金を利用してPayPay残高にチャージした残高はPayPayマネーライトとなります。
- 本人確認を実施した後も、すでに保有している「PayPayマネーライト」が、払い出し(出金)できる「PayPayマネー」に変わることはありません。
また、少し注意が必要な点として基本的には、PayPay加盟店であれば決済に利用可能なPayPay残高として使用できます。
ただし、一部のお店では、「PayPayマネー」をPayPay残高として使用できないことがあります。
「PayPayマネーライト」が使用できないお店
- Amazon|「PayPayマネー」・「PayPayポイント」のみ使用可能
- ※随時、「PayPayマネーライト」が使用できないお店を追加予定!
PayPayポイント
ソフトバンクグループのサービスの利用・特典やキャンペーン等で付与されるポイント。
主なソフトバンクグループのサービス
PayPayポイントは、1ポイント=1円相当の価値があるものとして、PayPay残高による支払いに使用できます。
ただ、こちらも「PayPayマネーライト」と同じで、基本的には、現金として出金することはできません。
注意ポイント
Yahoo! JAPANが付与するPayPayポイントを利用する際には、Yahoo! JAPAN IDの連携が必要です。
ただし、「PayPayポイントを使用する」に設定していないと、PayPay残高による支払い時に使用できません。
「PayPayポイント」を現金化する手段
「PayPay証券(PayPay資産運用)」を利用すれば、「PayPayポイント」を現金化することが可能です。
「PayPay証券(PayPay資産運用)」では、「PayPayポイント」を1ポイント=1円として利用することができ、「PayPay証券(PayPay資産運用)」での売却益は出金可能な「PayPayマネー」になるだけでなく、
分配金を出している銘柄に投資することで定期的に「PayPayマネー」として分配金を受け取ることも可能です。
そうすることで、現金として出金できます。
PayPay資産運用とは
サービスを利用するには、「PayPay証券」の口座開設が必要です。
PayPayポイントとは
サービスを利用するのに、口座開設などは不要で、すぐに始めることができます。
ただし、売却益は「PayPayポイント」が付与されるので、現金として出金することはできない
「PayPayポイントを使用する」の設定手順
step
1アプリを起動して、下部にある「支払う」をタップ
step
2遷移した画面で、赤枠部分の「PayPayポイントを使う」をタップして、青色になれば完了です。
PayPay残高での支払い時の優先順位
PayPay残高で支払いをする場合、支払いに利用される残高の種類には優先順位があります。
利用される優先順位
- 「PayPayマネー」
- 「PayPayマネーライト」
基本的には、「PayPayマネー」・「PayPayマネーライト」の順で利用されていきますが、「PayPayポイント」を「支払いに利用する」に設定している場合、PayPayポイントから優先的に利用されます。
ただし、PayPayの送金では、PayPayマネーよりもPayPayマネーライトが優先的に利用される。
「PayPayポイント」のほかに商品券を併用する場合に関してはこちらをご確認ください。
※PayPay株式会社の公式ページ:「併用払いとは」のページに遷移します。
PayPay残高の種類(内訳)を確認する手順
step
1PayPayアプリ下部の「ウォレット」をタップ
step
2PayPay残高「◯円」と表示されている上の「内訳・出金」をタップ
step
3PayPay残高の種類の内訳が表示される
まとめ|PayPayマネー・PayPayマネーライト・PayPayポイントを上手く利用しよう
最後にもう一度、それぞれの種類について、まとめておきます。
PayPayマネー
- 最も使用できる用途が多い
- 現金として出金可能
- 税金(自動車税・住民税)の支払いが可能
- 公共料金(電気・ガス・水道)の支払いが可能
- 「PayPay証券」に利用できる
PayPayマネーライト
- 現金として出金不可
- PayPay加盟店のお店であれば、基本的には、「PayPay残高」として利用できる
- PayPayの送金では、PayPayマネーよりもPayPayマネーライトが優先される
- 税金(自動車税・住民税)の支払い不可
- 公共料金(電気・ガス・水道)の支払いが可能
PayPayポイント
- PayPay残高支払い時、1ポイント=1円として利用可能
- 現金として出金不可
- 税金(自動車税・住民税)の支払い不可
- 公共料金(電気・ガス・水道)の支払いが可能
- 「PayPay証券」に利用できる
こちらもCHECK
【2024年】PayPay経済圏の始め方!年間で4万ポイント達成
2024/1/29
昨今では〇〇経済圏という言葉を耳にすることも増えてきています。 簡単に説明すると日々の生活に関わるすべてを、一つの企業のサービスだけを利用して、大きくポイントを貯めようという考えです。 筆者の場合は、 ...