実際に利用している人に本音を聞きたいな!
この記事は、普段からTCDテーマ「GENSEN」を利用している私が、感じたデメリットとインターネットで情報収集したデメリットを精査したうえで解説しています。
TCDテーマGENSENのデメリット
以下の一覧が精査したデメリットです。
デメリット
- 使用できるタグ機能が少ない
- 作成したすべての記事を検索対象にすることができない
- 検索フォームはトップページにしか置くことができない
- 絞り込み検索は、プルダウンでしか表示できない
- 日付による検索・絞り込み機能がない
- 会員登録機能がない
- TCD GENSENを使用して制作したページを販売する場合、料金が発生する
- WordPressの標準エディターを完璧に対応していない
使用できるタグ機能が少ない
GENSENのテーマは、用意されているタグが少ないです。
上の画像が使用できるすべてのタグですが、ほとんどが「ボタン」や「見出し」を作成できるものしかありません。
以下の有名なテーマと比べるとかなり少ないです。
この少なさからわかるように、記事を装飾したりするには「HTML・CSS」の知識がないと難しいですね。
ブログなどでよく利用されている「吹き出し」も用意されていません。
GENSENにどのようなタグがあるかは、一覧をまとめましたので、下の記事から確認できます。
作成したすべての記事を検索対象にできない
GENSENでページを作成する場合、投稿ページ(ブログ)・固定ページ・紹介ページ(GENSEN独自のもの)の3つから選択して作成できます。
ただし、すべてのページが検索対象にはならず、上記の画像のように、投稿ページ(ブログ)か紹介ページ(GENSEN独自のもの)のどちらかを検索対象とするしかできません。
検索フォームはトップページにしか置くことができない
上記の画像の赤枠部分が検索フォームですが、なんとトップページのヘッダー付近にしか置くことができません。
なんともオリジナル性に欠けるテーマなのが残念です。なのでGENSENのテーマを使用している方であれば、サイトを見ただけでGENSENのテーマで作成されているなとわかってしまいますね。
絞り込み検索は、プルダウンでしか表示できない
これは、赤枠のようにプルダウン形式でしか、表示できません。
画像のように絞り込む条件が少ない場合は問題ないですが、これが30以上ですと、絞り込む条件を選ぶだけでも苦労します。
日付による検索・絞り込み機能がない
日付による検索・絞り込み機能があれば、最強のテーマでした。
日付から検索できないとなると、予約を必要とするポータルサイトの作成は難しくなります。
例をあげると「旅行会社」「宿泊施設」などです。
会員登録機能がない
これに関しては、GENSENのサイトで似たような機能があるのですが、無理やり作成した感があります。
その方法は、会員のみ情報を閲覧できるように、記事にパスワードを設定する方法です。
確かにパスワードを知らなければ、情報の閲覧はできませんが、どのようにパスワードを会員に周知するのか・・・
考えられる方法としては、LINE@やメールマガジンなどで周知する方法だと思いますが、会員登録機能と言われれば「Amazon」のように会員登録できるサイトをイメージしていましたね。
TCD GENSENを使用して制作したページを販売する場合、料金が発生する
こればっかりは仕方ないかなと思いますが、GENSENのテーマを利用してサイトを作成し、作成したサイトを販売するには、「特別ライセンス」というものを取得する必要があります。
特別ライセンスの概要
第2条(ライセンス料)
- 特別ライセンスのライセンス料は、1テーマにつき金30,000円(税込)とします。
- ライセンス料にはテーマ本体価格は含まれないものとします。
- 当社は特別ライセンス料を利用者に対して予告なく変更する場合があります。
引用元:WordPressテーマTCDシリーズ利用規約【特別ライセンス】
ただし、自分が所有するサイトを作成する分には、費用は発生しません。
テーマを利用してサイトを販売したい方には、少し費用が発生します。
デメリットと言われているが、改善できること
ここからは、インターネットで検索したらデメリットと言われていたが、デメリットではないと思うことをご説明していきます。
その根拠と対策もあわせてご紹介しますね。
検索キーの上限が3つまで
これは、検索できる上限が3つまでしか設定できないので物足りないという意見がありましたが、GENSENは条件で絞り込んだ後に、タグでさらに絞り込むことができます。
検索キーを最初に多く利用するユーザーはある程度、検索したい情報が決まっているかもしれませんが、すべてのユーザーがそうとは限りません。
中には曖昧で検索をするユーザーもいますが、その際に曖昧な検索結果の後にユーザーが必要とするであろうタグを準備しておくのも有効です。
ページの表示速度はなんとかなる
インターネットで調べると、ページの表示速度が遅いという意見がありましたが、これに関しては、以下のプラグインで改善できます。
ご紹介しているプラグインは、すべて無料です。
プラグイン一覧
- Autoptimize CSS、JS、画像、Google フォントなどを最適化することでサイトの応答を高速化します。
- Flying Scripts JavaScriptをユーザーが操作するまで実行を遅延させるプラグインです。
作成したサイト(GENSENのテーマを使用して作成)の表示速度を計測した画像を載せておきます。
※Google PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)を使って、ウェブページの読み込み速度を計測しています。
改善する作業が大変という意見もあると思いますが、表示速度を改善する知識を付けておいた方が良いです。
なぜなら、いくら表示速度が速いテーマを使用していても、使用しているうちに遅くなる可能性があります。
原因としては、使用しているプラグイン・掲載画像・他の外部ツールとの兼ね合いなど、さまざまですが、この時に対策の知識がないと表示速度は遅いままです。
そうなったらまた違うテーマを購入しますか!?
それは良い方法ではないので、しっかりと知識を付けておくのをおすすめします。
TCD GENSEN をおすすめできる方
こんな方におすすめ
- 日付検索や予約機能を必要としない
- 情報を多く扱い、それを検索機能で絞り込んでユーザーに届けたい
- 観光情報・飲食店など情報だけを提供したい
- 制作したサイトを販売しない
TCD GENSEN をおすすめできない方
おすすめできない方
- 予約機能や会員機能がほしい
- テーマを利用して、作成したサイトを販売したい
- 日付による検索・絞り込みができる機能がほしい
- 会員登録を構築できるサイトがほしい
まとめ|どのようなポータルサイトを作成したいのか!?
今回は、GENSENのデメリットについてご紹介しました。
GENSENは、情報を絞り込むテーマとしては優秀です。どんなテーマにもメリット・デメリットがあるので、自分がどんなテーマを作成したいかを精査して、テーマを選んでください。
私の場合は、飲食店の情報を集め、その集めた情報を絞り込んでユーザーに届けたかったので「GENSEN」を選びました。
「GENSEN」を2年間使用した感想をまとめていますので、よければ読んでみてください。